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2024年11月10日 更新
厄年に贈る物としてよいとされているものの一つに、【七色のもの】を贈るのがよいというのがありますが、それには一体どんな意味があるのでしょうか?
厄年の人に七色のものが良いとされているのには、いろいろな説があるようです。
これは仏法の経典である、「仁王般若経」に説かれています。
七難とは、火災などの火難、水害などの水にまつわる水難、暴風や竜巻など風にまつわる風難、旱(ひでり)が雨が降らず水不足の状態で旱魃(かんばつ)など旱害(かんがい)、盗難、太陽の異変、星の異変。
七福とは、寿命、人望、清廉、大量、威光、有福、愛敬。またこの七福が七福神の信仰にも通じているともいわれます。
こういった世の中に起こる七つの大難は即滅(ただちに消滅)し、七つの福が生まれるといわれるのが、『七難即滅 七福即生』で、この七から七色のものを身につけることで、厄を消滅させ幸福になるようにといった願いがあり、七色のものを贈るのがよいとされている説です。
長寿をあらわす寿老人
人望をあらわす福禄寿
清廉(正直)をあらわす恵比寿
大量(商売繁盛)あらわす布袋尊
威光をあらわす毘沙門天
有福(財富)をあらわす大黒天
愛敬をあらわす辨財天
これら七福神を七色に見立て、それを身につけたり、常に持つことにより厄除けの効果と役割を果たしてもらうという説です。
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他にも、空海(真言宗開祖の弘法大師)が旅に出る時に7色の小物を身に付け難を除けたという説。
「8」と「9」を「や」「く」と読み、「7」には「やくがない」という説。
などの諸説あるようです。
いずれの説にしても、七色のものを贈ることで、厄(年)を打ち消したり、乗り越えて欲しいという思いは同じであり、贈られた方(=厄年の人)もその思いを受け止めてありがたく贈り物をいただくようにしましょう。
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