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厄除け・厄払いの神様―大国主神(おおくにぬしのかみ)

 

厄除け・厄払いに御利益・御神徳のある神様や仏様を紹介します。

それぞれの神様・仏様の由緒から、なぜ厄除け・厄払いに御利益があるのかなども詳しく紹介します。

また同時にそれらの神様・仏様を祀る全国の有名神社・お寺などもあわせて紹介するので、厄年で厄除け(の御祈祷)をお願いする際、厄払いの御祈祷をお願いする際などに、より厄除け・厄払いに御利益を賜われるようお役立てください。

 

今回紹介する厄除け・厄払いの神様は『大国主神(おおくにぬしのかみ)』です。

 

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大国主神(おおくにぬしのかみ)とは?

出雲大社 御慈愛の御神像の大国主神像|画像提供:厄年・厄除け厄祓いドットコム

 

大国主神(おおくにぬしのかみ)

【御利益・御神徳】

厄除け・縁結び・夫婦和合・病気平癒・医療・農業 など

 

【別称・別名】

大国主大神(おおくにぬしおおかみ)、大穴牟遅神(おおあなむじのかみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)、国作大己貴命(くにつくりおおむちのみこと)大物主神(おおものぬしのかみ)、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)など

 

【大国主神を祀る主な神社】

出雲大社(島根県)・気多大社(石川県)・大國魂神社(東京県)・大神神社(奈良県)・日吉大社(滋賀県)・八坂神社(京都府)・神田明神(東京都)など多数

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数多くの試練・災厄を乗り越え、多くのご利益ご神徳を持つ、国造り国譲りの偉大な神様

出雲大社 ムスビの御神像の大国主大神像の様子|画像提供:厄年・厄除け厄祓いドットコム

 

『日本書紀』によると素盞鳴尊(すさのおのみこと)の息子、また『古事記』や『新撰姓氏録』によると、素盞鳴尊の六世の孫、また別の一書には七世の孫などとされています。

 

大国主神は多くの別名を持つことでも有名です。

大穴牟遅神(おおあなむじのかみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)、国作大己貴命(くにつくりおおむちのみこと)大物主神(おおものぬしのかみ)、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)など

 

多くの名をもつことについては、神徳の高さ・多さを表すという説、元々別の神と統合したという説、等があります。

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若い頃は数々の試練を与えられる神様 因幡の白うさぎのエピソードでも有名

神田明神 大己貴命(大国主神)因幡の白兎の絵馬の様子|画像提供:厄年・厄除け厄祓いドットコム

 

大国主神(若い頃は大穴牟遅神とも呼ばれていた)は若いころは、兄神の八十神(やそがみ)たちにいじめられる末っ子の神様でした。

 

その八十神たちが美しいと評判の八上比売(やがみひめ)に求婚しに行く旅のお供をしていた途中で遭遇したのが、因幡の白うさぎのエピソードで有名な皮を剥がれた傷だらけの白ウサギでした。

 

サメを騙して皮を剥がれた白ウサギは、はじめ八十神たちに助けを求めましたが、意地の悪い八十神たちは嘘の治療法を白うさぎに教え、白うさぎは苦しんでしまいます。
その時に兄神たちの荷物の入った袋を抱えた大国主神と出会います。

 

苦しんでいる白うさぎを見て、大国主神は適切な治療の助言をして助けてあげます。
このエピソードから大国主神は心の優しさとともに、医療・病気平癒の神様としても崇められるようになります。

 

助けられた白うさぎは「八上比売は大国主神に求婚するだろう」と予想し、その予想通り大国主神は八上比売に求婚されます。
しかしそのことを怒った兄神の八十神たちに、大国主神は二度にわたり殺されてしまいます。
その度に蘇生しますが、兄神たちから逃れるために、素盞鳴尊の住む地底の「根の国」に逃げます。

 

その根の国で、素盞鳴尊の娘「須世理毘売(すせりびめ)」と恋に落ち、素盞鳴尊の数々の試練を乗り越え、須世理毘売とともに根の国を離れる際に、素盞鳴尊から『葦原中国(あしはらのなかつくに=人々が住む地上の世界)=出雲を治めるように』と命じられ、国造りの神となります。

葦原中国に降り立った大国主神は、少彦名神(すくなひこなのかみ)の力を借りて国造りを進めていき、豊かな国としていきます。ここから大国主神は農耕の神にもなります。

 

また大国主神は数多くの女神を妻にしたことや、日本全国の神々が出雲に集い会議する場を作ったことなどから「縁結び」の神にもなります。

 

その後、国譲りをめぐる高天原の神々との力比べを経て、国を譲ることを決めた大国主神はその条件として、高くそびえる宮殿 杵築宮(きづきのみや=現在の出雲大社)を願い出ます。
そしてこの国譲りにより、高天原の天照太御神を中心とした神々による葦原中国の平定はなされました。

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多くの御利益・御神徳と、大黒天との同一視も

神田明神 随神門の因幡の白兎情景の様子|画像提供:厄年・厄除け厄祓いドットコム

 

このように数多くの神話・エピソードをもつ大国主神は、医療・農耕・縁結びなどのご利益とともに、数多くの試練や災厄を乗り越えた神様として、厄除け・除災の神様としても崇められるようになります。

 

さらに「大国(おおくに)」が「ダイコク」とも読めることから、また因幡の白うさぎの時の袋を背負った姿が似ていることなどから『大黒天』と同一視されることにもなります。

そこから財福の神様としても崇められるようになります。

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大国主神(おおくにぬしのかみ)を祀る全国の主な神社

大国主神を祀る神社―出雲大社(島根県出雲市)

 

大国主神を祀る神社―気多大社(島根県出雲市)

 

大国主神を祀る神社―大國魂神社(東京都府中市)

 

大国主神を祀る神社―三輪明神 大神神社(奈良県桜井市)

 

大国主神を祀る神社―日吉大社(滋賀県大津市)

 

大国主神を祀る神社―神田明神(東京都千代田区)

 

 

その他の厄除け・厄払いの神様・仏様紹介

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